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Cullgen とアステラス製薬の戦略的提携に関するリリースについて頂きました主な質問と回答の概要
(開示日2023年6月15日)
本資料に記載されている当社の現在の計画、見通し、戦略などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。 将来の業績に関する見通しにつきましては、現時点で入手可能な情報から得られた当社経営者の判断に基づいています。実際の業績は、さまざまなリスクや不確実な要素により、これら業績見通しとは大きく異なる可能性があるため、これら業績見通しに依拠した投資判断を行うことはお控え下さいますよう、お願いいたします。 実際の業績に影響を与えうる重要な要因には、当社グループの事業領域を取り巻く経済情勢、市場の動向、世界情勢などが含まれます。 この文書は、言及されている取引に基づくいかなる法域においても、売却の申し出、申し込みまたは購入の申し出の勧誘、証券の購入または申し込みの勧誘、または投票の勧誘を意図したものではなく、構成するものでもありません。いかなる法域においても、そこで適用される法に違反して、証券の販売、発行、または譲渡を行ってはなりません。 見通しや仮定の数値は、端数処理を行っております。 |
用例:
TPD:標的タンパク質分解誘導(Targeted Protein Degradation)
TRK:トロポミオシン受容体キナーゼ(Tropomyosin Receptor Kinase)
uSMITE™:Cullgenの標的たんぱく質分解誘導技術の独自プラットフォーム(Ubiquitin-Medicated, Small Molecule-Induced Target Elimination)
IND:新薬臨床試験開始申請(Investigational New Drug)
Q1:タンパク質分解剤とは何ですか?
A1:タンパク質分解剤は、既存のユビキチン – プロテアソームシステムを利用して疾患の原因となるタンパク質を分解するヘテロ二機能性低分子化合物です。これは、創薬の標的と成り得るタンパク質を分解するために使用される新しいタイプの創薬技術となり、患者様に新しい治療選択肢を提供します。
Q2:Cullgenとその独自の標的タンパク質分解技術プラットフォームについて詳しく教えていただけますか?
A2:Cullgenは米国サンディエゴに本拠を置く、非公開の米国バイオテクノロジー企業であり、uSMITE™ (Ubiquitin-Medicated, Small Molecule-Induced Target Elimination) と呼ばれる独自の標的タンパク質分解 (TPD) 技術を使用した低分子治療薬の開発に注力しています。CullgenのTPD 技術は、腫瘍、炎症、中枢神経系を含む細胞内疾患、および既存の治療法では対処できない、一般に「アンドラッガブル(薬にならない)」と呼ばれるその他疾病に対するタンパク質分解剤(ヘテロ二機能性のものと分子接着剤双方を含む)の創薬に適用することが可能です。
Cullgenは主に腫瘍向けに多くの前臨床段階の分子化合物を開発中です。Cullgenで最も進んでいるプログラムは、最近INDが承認されたがん向けのTRK分解剤です。
CullgenはTPDプログラムの社内パイプラインに加えて、TPD治療薬の全体的な堅牢性と有効性を高めるために使用できる新規E3リガンドの発見と開発も行っています。Cullgenは、新規E3リガンドの開発がTPDの長期的な成功要因の1つになると考えています。このような新規E3リガンドの使用を通じて、Cullgenは、これまでTPD 治療薬に利用されたことのない数百の既存E3リガーゼの中からの1つを動員して結合できるタンパク質分解剤を複数設計できるようになります。珍しいE3リガーゼに結合する能力を持つタンパク質分解剤を設計すると、有効性の向上、毒性の軽減、組織選択性の向上、および薬剤耐性を克服する能力を備えた治療ソリューションを提供できる可能性があります。
Cullgenとその革新的なテクノロジーの詳細については、CullgenのWebサイトにアクセスしてください。
Q3:Cullgenのプラットフォームと他のTPDテクノロジーの違いと利点は何ですか?
A3:Cullgen と他のTPD 企業との重要な差別化要因の1つは、Cullgen が複数の新規 E3 リガンドを発見し、そのような新規E3リガンドがうまく機能するTPDの作製につながることを実証したことです。実際、Cullgenは、TPDで使用する新規E3 リガンド開発の世界的リーダーとみなされており、そのような新規E3リガンドを社内のTPDプログラムのいくつかに組み込んでいます。
さらに、Cullgenの科学面での創設者であるYue Xiong博士 と Jian Jin博士は、標的タンパク質分解誘導の分野における技術的パイオニアであり、ユビキチン – プロテアソームシステムと標的タンパク質分解誘導の分野で合わせて40年以上の経験を持っています。