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2022年度第2四半期決算説明会 質疑応答(Q&A)の概要

(2022年8月17日開催)


本資料に記載されている当社の現在の計画、見通し、戦略などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。

将来の業績に関する見通しにつきましては、現時点で入手可能な情報から得られた当社経営者の判断に基づいています。実際の業績は、さまざまなリスクや不確実な要素により、これら業績見通しとは大きく異なる可能性があるため、これら業績見通しに依拠した投資判断を決定することはお控え下さいますよう、お願いいたします。

実際の業績に影響を与えうる重要な要因には、当社グループの事業領域を取り巻く経済情勢、市場の動向、世界情勢などが含まれます。

本資料と2022年12月期第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)の内容に相違があった場合、短信の内容が優先されます。

見通しや仮定の数値は、端数処理を行っております。


Q1: GNIグループの売上収益は日本円では増加していますが、現地通貨ベースではどうなのでしょうか?上半期の業績は本来の実力を反映しているのでしょうか?また、下半期の売上収益は、伸びる見込みでしょうか?

A1: 現在の成長トレンドに大きな変更はなく、現地通貨ベースでも現在の成長が続くと見込んでいます。現地通貨ベースの売上収益は、年率換算すると前年比において人民元ベースで16%増、米ドルベースで8%増となっております。

Q2: F351の第Ⅲ相臨床試験の進捗は予定通り進んでいるのでしょうか?また、現在登録されている被験者は何名程度でしょうか?

A2: 中国でのCOVID-19によるロックダウンの影響で若干の遅れがありますが、鋭意キャッチアップしており、概ね計画通り進んでおります。現在、正確な登録者数を申し上げられないのが残念ですが、計画通り進捗しております。

Q3: 2022Q2の売上収益は好調なようですが、どのような要因によるのでしょうか? 中国でのCOVID-19によるロックダウンが解除されると、売上収益の伸びはさらに加速することが期待されるのでしょうか?

A3: COVID-19がなければ、もっと良くなっていたでしょう。中国の大都市の病院では、患者数が大幅に減少いたしました。北京コンチネント(以下BC)は、ロックダウンの影響が少ない地方都市(Tier3、4)での販売網が多くあり、それがBCの強みの一つです。現在でもCOVID-19の影響はありますが、中国の製薬会社の中では、(COVID-19蔓延の環境下でも)成長することは、評価に値することだと考えています。

Q4: BCが上場した場合、GNIは引き続きBCを連結対象企業として維持しますか?

A4: 当社グループは、BCを連結会社として維持し続けます。IPOによる保有株式の希薄化後も、予測されうる限りの未来において、BCの支配的株主であり続けるつもりです。

Q5: 日本でのビジネス拡大策について詳しく教えてください。

A5: 残念ながら今は詳細についてお話できませんが、当社グループは様々なビジネスチャンスを探っています。製薬/バイオテクノロジー業界の減速は、当社グループにとってチャンスです。損益に影響を与えない、もしくは利益に貢献できる案件を探しています。つまり、損益にマイナスの影響を与えることがないビジネスチャンスを探っております。

Q6: Cullgenの新薬パイプラインの8つのプログラムのうち、TRKの次に臨床試験に進む可能性があるのはどれでしょうか?

A6: 次のパイプラインについては、残念ながら現時点ではあまり申し上げられませんが、白血病や固形腫瘍を対象としたものが中心になると思われます。IND(Investigational New Drug、臨床試験実施のための申請)に向けて、鋭意準備を加速しております。Cullgenの標的タンパク質分解誘導技術を使ったパイプラインは非常に生産性が高く、今後はさらに多くの新薬が期待できると考えています。

Q7: GNIグループの通期予想と上半期の実績を鑑みると、下半期の営業利益を約8億円、税引前利益を約2億円程度見込んでいるように思われます。ということは、下半期に6億円程度の金融費用を見込んでいるのでしょうか?何かその原因となるような事象を想定しているのでしょうか?

A7: 業績予想の前提はすべて据え置いており、金融費用を大きく変動させるような特定の事象は想定しておりません。マクロ環境の変動が非常に激しい状況において、円ベースでの通期見通しを据え置いたことが、上記のご質問への回答の背景となります。