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2023年新年のご挨拶

株主の皆様、友人の皆様、そして当社グループ社員へ: 

2022 年は、中国は大都市で大規模なロックダウンを経験し、米国はオミクロンからの回復に苦労するという、当社グループに前例のない挑戦をもたらしました。 その間、世界の資本市場では、バイオセクターの株価が大幅に下落しました。 このような困難な状況下にもかかわらず、当社グループは好業績を達成しました。その成果を誇りに思います。

当社グループの医薬品と医療機器/生体材料の両部門における収益と利益は引き続き増加しましたが、同時に北京コンチネントの肝線維症を適応症とする F351 およびCullgenのがん領域における標的蛋白質分解誘導作用を用いた開発化合物の臨床開発に多額の投資を行いました。 また、Berkeley Advanced Biomaterialsは、生体材料製品の用途を骨のみから美容向け皮膚へと拡大しており、今後の新たな成長の機会を期待しております。また、従業員数は 2022 年に約700名 に増加しております。

当社独自のモデルは、常に、医薬品開発に伴う本質的なリスクを軽減するべく、中国の研究開発施設を費用効率よく利用することに基づいております。 しかし、私たちは世界最大のヘルスケア市場である米国を常に視野に入れておりました。 2022 年末に発表した戦略的取引により、いよいよ米国で 2番目の市場としての足がかりを築き、F351 の臨床開発を加速させることとなります。この戦略的な動きは、今後 10 年間で当社グループがグローバルなヘルスケア領域での地位を確立し、株主の皆様に更なる価値をもたらすために、極めて重要になると信じております。

2023年を俯瞰すると、将来的に当社グループが本格的なヘルスケア企業となれるよう、収益性の高い創薬ビジネスモデルを全世界で着実に実行して行くことが当社グループの戦略です。 これは多くの企業が抱いている夢ですが、現在の当社グループのように、その実現に近い企業が多いわけではありません。私は、当社 グループの全従業員の献身的な仕事と、当社の企業戦略を信じていただいている株主の皆様に感謝しています。 2022 年も好業績を残すことができましたので、私は2023 年の業績に関しても心配しておりません。

最後になりますが、2023年が皆様にとって健康的で豊かな年であることをお祈り申し上げます。

取締役・代表執行役社長兼 CEO イン・ルオ