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12月23日 機関投資家向け説明会にていただいたご質問と回答
平素より株式会社ジーエヌアイグループ(以下「当社」)のご支援を賜り、誠にありがとうございます。12月23日に開催した当社及び当社連結子会社であるGyre Therapeutics, Inc.の2社合同説明会にて、いただきましたご質問とその回答について、以下の通り開示させていただきます。
なお、本開示は情報発信の強化及びフェアディスクロージャーの観点から開示するものです。
Q1: 10月22日にF351の第3相臨床試験が完了したと思うが、2024年8月に発表された今後のタイムラインに変更はあるか
A1:2024年8月23日に開示しましたF351に関する今後のタイムラインから変更はありません。12月16日にQC(品質管理)基準を満たしたデータを提出し、第3相臨床試験データの有効性が確認されました。トップラインデータは第3相臨床試験終了日から2~3カ月後の公表を予定しており、変更はありません。カウントダウンは始まっております。その後、2~3カ月かけてNDA(新薬承認申請)のパッケージが作成され、6カ月~8カ月でNDAの結果が出ると想定しております。画期的新薬に指定されていることも考慮すると、NDA提出後の審査は前倒しで進められる可能性があります。
Q2: アイスーリュイは売上が立つまでに時間がかかったが、F351についてはどのように考えれば良いか教えてほしい。
A2:中国における肝線維症の患者さんが1億人以上存在すると言われている中で、初の肝線維症治療薬となる可能性があり早期の販売が期待されておりますが、アイスーリュイの販売初期と異なる点は3点あります。
1点目は保険収載のタイミングです。アイスーリュイが2014年に上市した当時、NRDL(国家医療保険償還医薬品リスト)は毎年更新しておらずリスト収載に3年かかりました。現在は毎年更新されており、画期的新薬に指定されているためNRDLに早期収載されると考えております。
2点目は、製造工場の体制です。当社グループは原薬工場を含む自社製造工場を保有し、また新しく製造工場も設立しているため、F351の開発に成功した場合はスムーズに製造できる体制及び製造のための稼働スペースは整備されております。
3点目は、販売体制です。現在、約500名のMRが所属しており、中国の都市部を中心に販売ネットワークを確立しているため、その販売力とネットワークを活用して迅速に販売を進めていくことができると考えております。
Q3:公開資料の中で、マドリガル社の例を出しているが、F351の良好なデータを発表した場合同じような動きになると考えて良いか?
A3:絶対に同じ動きになるとはお答えできませんが、同様の動きになると考えております。その理由は2点です。
1点目は、グローバルにおいては時価総額が1,000億~2,000億円程度の企業は多数存在し、あまり知られていないということです。
2点目は、米国及びグローバルの大手セクターファンドは不確実性を好まない傾向にあることです。以前IR面談をした際に、F351は成功すると思い期待し、注目しているが、臨床試験の結果が良好であることを確認後に買い始めるとコメントをいただきました。成功が明確になり、その時点でたとえ企業価値が既に拡大していたとしても、さらに増大の余地が多いにあり、それから積極的に投資を行うということです。