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CEOからの新年のご挨拶
株主の皆様、社員の皆様、そして関係者の皆様へ
2024年はGNIグループにとって歴史的な年となりました。2011年にGNIからGNIグループに社名を変更した際、私は、当社グループがバイオテックのベンチャー企業から、創薬、開発、製造、商業化といった多岐にわたる分野で複数の子会社や関連企業が連携するバイオ医薬品企業へと進化する未来を描いていました。私たちが実現したこの組織構造は、アジア市場と急速に変化する世界で持続的な成功を実現するための理想的なモデルであると信じています。この夢がついに2024年に実現しました。
2024年、当社の連結子会社である北京コンチネントがNASDAQに上場して最初の1年間を過ごしました。上場後、ガバナンスやコンプライアンスなどに膨大な労力が注がれました。また、当社は東京証券取引所上場企業である日本アジア投資株式会社に投資を行い、当社グループがさまざまな業界分野に進出し続けることを可能にしました。
さらに、強力な標的タンパク質分解型創薬基盤を有する子会社Cullgenが、NASDAQ上場企業Pulmatrixとの合併を発表し、この合併は2025年に完了し、上場をはたす予定です。このように、パズルのピースが次々とはまる中で、当社グループは、日本、米国、中国に拠点をおき、グローバル中堅製薬企業への道を着実に歩んでいます。
また、繁栄する2025年を楽しみにしながら、Berkely Advanced Biomaterialsが主導するバイオマテリアル(医療機器)部門の拡大にも興奮を隠せません。新たに取得した同業子会社と中国の販売チャネルへの投資を追加することで、この部門を当社グループの3番目の強力な柱に成長させ、今後2から3年で150億円以上の売上高と高い収益性を実現することを戦略的に目指しています。医療機器は、グループの将来の成長と安定性の両方にとって、もう1つの重要な役割を果たすでしょう。
2025年は、 肝線維症治療薬 F351のNDA(新薬承認申請)の可能性だけでなく、Cullgenによる癌治療薬の臨床開発の進展、そして日本国内における当社グループの事業基盤の拡大など、多くのマイルストーンが期待される年となります。有能で経験を有し、献身的に事業に取り組む経営陣と、すべてのステークホルダーの皆様からの支援により、2025年以降も成長のスピードをさらに加速させることができると確信しています。当社グループは、バイオテック産業での商業的成功を収めた先駆者であり、優れた収益モデルを確立してきた誇るべき歴史を有しています。私たちは、患者、株主、社員、そして関係するすべての皆様へ利益をもたらすグローバル中堅製薬企業へと進化し続けることをお約束いたします。
2025年1月6日
株式会社ジーエヌアイグループ
取締役 代表執行役社長 兼 CEO
イン・ルオ